神社参拝の方法知ってる?動画でポイントを押さえましょう!!

先日、友人と街中を歩いていたら神社を見つけました。

せっかくだから参拝してみようということになり、境内に入ったのですがここで問題が発生。


「あれ?参拝の方法がわからんぞ(^^;)」


二礼二拍手一礼という言葉は知っていました。

しかし、お賽銭鈴を鳴らす順番、さらにどのタイミングで願掛けをしたら良いのかが分かっていませんでした。


この時は友人同士ということもあり、形式には拘らず、気持ちを込めて参拝を済ませました(^^;)

しかし、いつまでも知らないと言うのも嫌なものなので、この際調べてみました。

まとめてみると、以下の順番でやることが分かりました。

参拝手順
  1. 鳥居をくぐる前に一揖(いちゆう)します。
  2. 参道は中央をさけ、端をゆっくり歩きます。
  3. 手水舎で、心身を清めて本殿に向かいます。
  4. 拝礼は、ご神前で、一揖→お賽銭→鈴→二礼二拍手一礼→一揖の順で行います。
「二礼二拍手」と「一礼」の間に「誓い」を行います。(「願掛け」ではないです。)
一揖(いちゆう):軽く頭を下げる行為。会釈と同意。
では、それぞれの詳細を一緒に見て行きましょう(^^)
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鳥居をくぐる前に

  1. 帽子を取る等、服装を整える。
  2. 鳥居の中央を避け、端に立つ。
  3. 軽く一揖して、鳥居をくぐる。
一揖(いちゆう):軽く頭を下げる行為。会釈と同意。(2回目)
参拝は、鳥居をくぐる前から始まっています。


鳥居は人間世界と神様の世界とを分ける「結界」として存在します。

他人の家に上がる際に帽子を取るのと同じように、神様の世界に入るときにも服装を整え挨拶してから入るというわけですね。


鳥居から参道にかけて端を歩くのは、中央は神様の通り道であるからです。

神様にぶつかるのはまずいですよね(笑)

参道

中央を避けて、端をゆっくり歩きます。
鳥居と同様、参道の中央も神様の通り道なので端を歩きましょう。

くどいようですが、神様とはぶつからないように(笑)

手水舎

参道の脇には、ひしゃくが置いてある水場があると思います。

これは、手水舎(ちょうずや、てみずや、ちょうずしゃ、てみずしゃ、色々読み方があります。)とよばれる場所です。


拝礼前に手水舎に寄る目的は、穢れ(けがれ)を落として身を清めるためです。

物理的な汚れを落とすというより、心の汚れを落とすイメージです。その際に両手と口を清めます。

決して、のどの渇きを癒すための水飲み場ではないので気をつけてください(笑)

youtubeに分かりやすい動画があったのでご覧ください。

  1. ひしゃくを右手に持ち、水をいっぱいに汲みます。
  2. 左手を洗います。
  3. ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗います。
  4. ひしゃくを右手に持ち替えて、左手に水を貯め、口を洗います。
  5. 口がついた左手を洗います。
  6. 最後に両手でひしゃくを立てて、手が触れていた柄の部分を洗います。
  7. 元の位置にひしゃくを戻します。
最初と最後に一揖しましょう。

一揖(いちゆう):軽く頭を下げる行為。会釈と同意。(3回目)
分かりにくいと感じた場合は、口と両手、ひしゃくの柄(手に触れたため)を清めることを理解した上で、
左手→右手→口→左手→柄
と覚えると良いと思います。

拝礼

さあ、一番のハイライトのご神前の拝礼です。

例の二礼二拍手一礼が出てくる場面ですよね(^^)(二拝二拍手一拝ともいうらしいです)

再び、youtubeに動画があったのでご覧ください。

  1. ご神前に着いたら、一揖します。
  2. お賽銭を入れます。
  3. 鈴を静かに鳴らします。
  4. 二度、深くお辞儀をします。(二礼)
  5. 胸の前で両手を合わせ、右手を関節一つ分ほど下げて両手をずらします。
  6. 二度、拍手します。(二拍主)
  7. 両手を合わせなおします。
  8. 一度、深くお辞儀をします。(一礼)
  9. 最後に一揖します。
端的にまとめると以下のようになります。
一揖→お賽銭→鈴→二礼二拍手一礼→一揖
一揖(いちゆう):軽く頭を下げる行為。会釈と同意。(4回目、覚えましたか?)

お賽銭

お米等の「お供え品」の形を変えたものです。

決して投げ入れないようにして下さい。賽銭箱の上に、そっと置いてくる感じで入れると良いと思います。

鈴を鳴らす

鈴を鳴らすのは、その清らかな音色により祓い清め、神を呼ぶという意味があります。


必要以上に激しく鳴らすのは慎んだほうが良いと思います。

逆に場を穢してしまいかねませんからね(笑)

二礼

神様に対して敬意を示すために行います。

二拍手

両手をずらすのは、神と人が一つになっていないからだとか、単にきれいに拍手を打つためとも言われています。


拍手は、古来の日本では両手に武器を持ってないことを相手に示すために行っていました。それが転じて、相手に対して敬意を持っていることを示す行為になったのです。


二拍手なのは、実は明治以降に統一した基準を決めたもので、昔は各神社ごとでまちまちだったそうです。

現在も、出雲大社などは二礼四拍手一礼との事です。

一礼

来ていただいた神様を送るために行います。

願掛けではなく誓いを

参拝は、神様にお願い事をするためにしていると考えている人が多いと思います。自分もそうでした(^^;)

確かに、「金持ちになりたい」とか「彼女ができますように」等の欲の塊そのものの願いなんて神様が叶えてくれるとは思えませんよね(笑)


では、なぜ参拝するのかというと、それは感謝「誓い」をするためです。


感謝とは、日常が平穏に過ごせる今この時がある事神様に感謝するということです。

誓いというのは「世のため人のため神様のために頑張ります。」と言う事です。その努力の結果として良い事があれば、またその事を感謝しに参拝するのです。
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おわりに

神社参拝の方法については以上です。

この記事が、今後みなさんの参拝時に役立ってくれると嬉しく思います(^^)


しかし、「願掛けではなく、誓いはちょっと・・・」という人もいるのではないでしょうか?


自分もそんなに高尚な人間でもないし、そもそも神道の信者ではありません


自分と同じ様な人は「(自分のためだけど)頑張るから、神様どうか見守っていてください。」みたいな感じで良いのではないかと考えています。

「願掛け」でもなく「誓い」でもなく、努力するための「決意表明」で良いと考えています。悪い事でなければ、自分の成功は少しずつでも周りに良い影響を与えると考えているからです。


この考えには賛否があるかもしれません。我欲のために参拝するのは駄目という意見があるのは当然だと思います。

しかし、そこは八百万の神々。懐の深さで受け入れると(勝手に)信じていますからね(^^)

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