自分はクローン病を患っている三十代の男性です。
2013年3月に症状がピークに達して腹腔鏡手術を受けました。
現在はヒュミラ等の投薬により、かなり良い状態を保っています。
そのおかげで現在は「アレ」のお世話にはなっていません。
「アレ」とは・・・そう、クローン病患者にとっては悪名高きあの薬、「エレンタール」です(笑)
とにかくマズイ!!
飲んだ事がある人なら分かると思いますが、とにかくマズイ。(2回目)
よって、当然のごとく飲みづらい。
あんなものを一度に300ml飲めとか尋常じゃありません。
そのため、フレーバーによって味と香りを付けて飲んでいるわけです。
今回はそのフレーバーにランキングをつけてみました。
このランキングは、100%個人的な独断と偏見と怒りを込めて作っています。(笑)
もちろん、味の感じ方は人それぞれですので、個々人でランキングが大きく違うはずです。それをご理解の上、ご覧ください。
目次-クリックするとスクロール移動-
独断的フレーバーランキング
順位 | フレーバー種類 | 評価 |
---|---|---|
1 | 青リンゴ味 | 〇〇〇 |
2 | ヨーグルト味 | 〇〇〇 |
3 | オレンジ味 | 〇〇 |
4 | グレープフルーツ味 | 〇〇 |
5 | パイナップル味 | 〇 |
6 | マンゴー味 | △ |
7 | フルーツトマト味 | × |
8 | コンソメ味 | ××××× |
– | コーヒー味 | – |
– | さっぱり梅味 | – |
自分は1位と2位の青りんご味、ヨーグルト味を二本柱として主軸にしていました。
それに3位~5位のオレンジ味、グレープフルーツ味、パイナップル味を織り交ぜたローテーションで飲んでいました。
では上位からそれぞれの味についての感想を述べていきます。
各種フレーバーの感想
青りんご味
個人的には一番の主力です。爽やかな青りんごの風味でエレンタールの嫌な匂いを抑えています。
初めて飲む人にはお勧めします。
もっとも、どんなフレーバーを入れようがエレンタールを飲む事自体はお勧めしませんが(TT)
ちなみに、入院中に出会ったクローン病患者の人は、「青りんご味=エレンタール」のイメージが付いてしまい、むしろ苦手な味になってしまったと言ってました。
ヨーグルト味
ヨーグルト味というだけあって、乳酸菌飲料みたいな味になります。青りんご味と不動のツートップを組んでました。
オレンジ味、グレープフルーツ味
柑橘系のこの2種類もエレンタールの匂いを抑えてくれています。これが一番という人も多いのではないでしょうか。
パイナップル味
上記の柑橘系とは違い、香りというより甘い味で押し切っていけるフレーバーです。マンゴー味
パイナップル味より、さらに甘い。というか、甘すぎてあまり美味しいとは感じにくいフレーバーでした。
自分はクローン病になる前から、飲酒はせず甘い物好きですが、それでも甘ったるい感じがしましたね。
フルーツトマト味
入院中に、「新しい味」として一度だけ飲みました。トマトジュースの青臭い香りだけが、忠実に再現されていて美味しくなかったですね。
トマトジュースが好きな人には好かれるのかも知れませんが、万人向けではない気がします。
って、元々エレンタールは万人向けでは無いんですけどね(笑)
コンソメ味
こちらも入院中に、「新しい味」として一度だけ飲みました。とにかくマズイ(3回目)
開発者は試飲したことが一度でもあるのかと、小一時間程問い詰めたい程マズイです(笑)
フルーツトマト味とコンソメ味は、新しい味(当事)だったのですが、両方ともクセが強くて飲みにくいというとんでもない物でしたね
コーヒー味、さっぱり梅味
飲んだこと無いので、分からないです。飲み方の工夫
- フレーバーの量を調整する。
- フレーバーを混ぜて、新しい味にする。
しかし、色々なサイトを拝見すると上記の様な工夫をして飲んでいる人がいるみたいです。
マンゴー味は甘すぎると書きましたが、フレーバーの量を減らせば美味しくなっていたのかもしれません。
特にフレーバーを混ぜるなんて発想は全くの皆無でした。
みなさんも、独自の工夫をして少しでも飲みやすくした方が良いかもしれませんね。
おわりに
現在のクローン病の症状
自分は手術をして回腸(小腸末端)から上行結腸(大腸の最初2割)を切除してありません。この部位はクローン病の症状が一番出るところです。
そのためか、投薬・服用しているとは言え、現在エレンタールを飲まずに普通の食事をとっても大きな問題はありません。
CRP(炎症反応値)も0.1前後で安定しています。
飲めないなら飲めないと言う勇気を
エレンタールの摂取はQOL(生活の質)を著しく下げる行為と考えられます。そのため、以前は医師の指示に従わずにあまり飲んでいませんでした。
さらに薬の服用も面倒で忘れることが多かったです。
その結果として、外科的手術という手段を取らざるをえなく成りました。
これを読んでいる人は、自分と同じ様な愚行を行わずに医師の指示通りに服用してください。
どうしても無理という人は、素直に「エレンタール飲みたくありません。」と医師に告げましょう。
わがままに受け取られるかもしれませんが、飲んでないのに飲んだと嘘をつくよりはマシです。
レミケード、ヒュミラ、ペンタサ、ロイケリン等、まだあなたが試してない薬があるかも知れません。
色々な薬を試して、エレンタールから離れる事が出来ないかを検証してみる価値はあると思いますので。
おわりのおわりに
ちなみに、自分は嘘は言ってませんでした。「エレンタール、ほとんど飲んでないですね(^^;)」
と、堂々と医師に話してました。
とんでもない不良患者でしたね(笑)
腹腔鏡手術を受けた後は薬はかかさず服用しています事を、念のために書いておきます。
腹腔鏡手術を受けるとこんな感じになりますよ
2013年3月にクローン病のため、手術を受けた際の体験を元に書きました。術式は腹腔鏡手術です。術後の痛みと回復を中心に書いたブログ記事です。腹腔鏡手術と開腹手術との違いについても記載しています。手術を受ける際はメリット、デメリットを理解の上、担当医に必ずご相談して下さい。